恵山のお寺 豊國寺のブログ です

北海道のしっぽ 渡島半島の端っこにあるお寺から発信!

全国浄土宗青年会第38回総合研修会

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浄土宗には青年会という組織がございまして、満43歳(浄土宗の宗祖、法然上人が開宗された年齢)までの若手僧侶が全国各地にて様々な活動をし、勉強会を開いたりして研鑽を積んでおります。
その全国を纏める全国浄土宗青年会が主催する研修会が福島県いわき市スパリゾートハワイアンズ きづなリゾート」(旧常磐ハワイアンセンター)にて開催され、私も参加させていただきました。
ご存じのとおり、平成23年3月11日の大震災によって被災された地域でありますが、他の宮城、岩手とは条件が異なり、福島原発の事故によって放出された放射能によって汚染され、住民の健康ですとか、風評被害等々、いまなお色々な問題が解決されていないところでもあります。
この地において生活をし、活動されている方々を講師とし、そのお話を聴くことにより、少しでもその思いに寄り添い近付けたら・・・という趣旨での福島開催でした。
お寺が実際に被災し、離れたところに仮事務所を設け寺院運営をされているご住職のお話。自分の大切なものを守るためにNPO法人を立ち上げ、徐染活動であるとか線量測定や、子どもたちの県外への一時保養などをおこなっている方のお話など、報道では知り得ないことを聴き、復興どころか何も解決されていないんだという現実を知りました。
離れた地で暮らす我々はついこの現実を忘れがちですが、東北に限らず、いまなお苦しみながらも頑張っている人びとが居る!!ということを忘れずに生活しなければいけないんだ!!と、この研修会を終え考えさせられました。
なむあみだぶつ